保健だより

喫煙と健康について見直してみませんか

2018年 4月 28日 土曜日

「産後に再び喫煙」するお母さんが増えています

 

妊娠中の喫煙は胎内での発育を悪くしたり、流産や死産の確率が上がることが指摘されています。また、乳幼児期にも母親が喫煙すると、喘息、咳などの呼吸器症状や肺の発達の遅れの原因になります。

 

親が子どものいない所で喫煙していても、子どもの尿中からはコチニンが検出されます。

これは、家具や布製品等の表面にタバコ煙成分が染み付いた場所で揮発、化学変化を起こしより強力な発ガン物質に変化する為で、この現象は残留受動喫煙と呼ばれ、喫煙が更に広く健康被害を及ぼす事がわかってきました。

 

成人男性の喫煙率は減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり約1400万人が喫煙していると推定されます。タバコは百害あって一利なし。子どもの健康を守る事は親の大切な役割です。これを機会に周りにいる喫煙者に禁煙を呼び掛けていきましょう。