保健だより

風疹が流行しています

2018年 12月 1日 土曜日

首都圏で風疹の報告が増加中です。

風疹は、風疹ウイルスを原因とし、発熱や発疹、リンパ節の腫れを主症状とする感染症です。風疹は、合併症を伴う事も少なく、数日で治癒する事が殆どですが、妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、胎児が先天性風疹症候群にかかり、心臓や眼、耳などに永久障害を残すような重篤な合併症を発症する危険があります。

 

今回の流行の中心は、風疹の抗体価の低い人が多い30~40歳代の男性となっています。風疹は、咳やくしやみといった飛沫により感染が広がる為、職場で感染が広がる事例が多いようです。この世代は子どもや妊婦との接触が最も多い世代でもあります。将来悲しい思いのする事のないよう、抗体検査を受けたり、子どもと一緒に予防接種を受けたりするといいですね。

 

また、体調がすぐれない場合は、必ず保育園にもご連絡をいただきますようご協力をお願い致します。