手足口病 1名
※手足口病は、原因ウイルスに感染してから、3~5日程度の潜伏期間を経て、手のひら・足の裏・口の中に小さな水疱が出来ます。この水疱は、おしりやひざ出来る事もあります。水疱は、3~7日程経つと消えていき、治癒に向かいます。3歳頃までの乳幼児に多い病気ですが、大人もかかる事があり、大人がかかると重症化しやすい為注意が必要です。また、原因となるウイルスが複数ある為、何度もかかる事があります。
今年は、流行年に当たり全国的にも罹患者が増えています。
溶連菌感染症 4名
※溶連菌感染症は、溶連菌という細菌に感染した事で起こる病気です。2~5日の潜伏期間を経て、38度以上の発熱と全身俗怠感、のどの痛みによって発症し、しばしばおう吐を伴います。高熱の期間は他人への感染力がありますが、抗生剤内服後24時間以上たっていれば伝染性はほとんどなくなるので、受診した当日とその翌日は少なくとも登園が出来ません。その後、症状が改善していれば登園は可能となります。
歯科検診へのご協力ありがとうございました。検診で虫歯や不正咬合を指摘された場合は、出来るだけ早目に治療しましょう。また、当日欠席された方は、折を見て受診をお願いします。
虫歯の保有率は、3歳児クラスで14.3%、4歳児クラスで17.9%、5歳児クラスで28.6%でした。虫歯になっている場所としては、上の両側奥歯が最も多かったです。(イラストの黒い部分の歯)
(虫歯の歯、虫歯になりかけの歯を合わせての統計)
虫歯のない子はこの状態を維持出来るよう、虫歯のある子は早期に治療しこれ以上虫歯が増えないよう、おやつの見直しや仕上げ磨きをしていきましょう。仕上げ磨きの卒業の目安は、小学校3年生頃と言われています。それまでは、親子のスキンシップを兼ねて、磨いてあげて下さいね。
《いつもスポーツドリンクで水分補給?》
「熱中症の予防のために、いつもスポーツドリンクで水分補給をしてるよ」という人は要注意! 運動でたくさん汗をかいた時は、失った塩分を補えるスポーツドリンクがおすすめ。糖分も入っているので、エネルギー補給にもなります。けれど飲みすぎると塩分や糖分のとり過ぎに。
★ ふだんの水分補給は、水か、お茶が最適です。お茶はカフェインを含む緑茶より、含まない麦茶を選びましょう。
《夏にひくから夏カゼ?》
カゼの原因はウイルスですね。冬カゼの原因ウイルスは、寒くて乾燥した環境が好き。でも中には暑くて湿度の高い夏の環境が好きなウイルスも。エンテロウイルスやアデノウイルスがそれです。
これらのウイルスに感染しておこるのが夏カゼ。冬と同じカゼを夏にひくわけではないのです。
★ 夏カゼは、のどの痛みや胃腸の不調が出やすいので、消化の良いものを食べて、水分補給を心がけましょう。予防は冬と同じ。うがい・手洗い、十分な睡眠です。