節分という事で、子ども達の健康を願って豆まきをするご家庭も多いと思いますが、この時期特有の子どもの事故として豆の誤嚥があります。豆類は気管に入ると膨らむ上、他の異物と違って粘膜に炎症を起こして浮腫を引き起こす上、咳をしても外に出にくいという特徴がある為、非常に窒息しやすい食べ物の1つと言われています。
健康を願う豆まきのはずが、誤って食べてしまうと大惨事になりかねません。少なくとも3歳以下の子どもには豆類を与えないようにしましょう。小さい子のいるご家庭では、大豆ではなく落花生にする、小さな袋に入ったまま投げる、等拾い食いを防ぐ工夫をするといいですね。また、うちはもう大きくなったから大丈夫と過信せず、詰め込まないよう注意し、しっかり噛むように声を掛けながら、大人の目の届く所で食べさせるようにしましょう。