お知らせ 2020年7月

夏のレシピ 夏野菜の揚げ煮

2020年 7月 1日 水曜日

≪材料4人分≫
かぼちゃ・・・1/4個:2cm角に切る
なす・・・2本:縦4等分に切り半分の長さに切る
ピーマン・・・2個:ヘタも種も除かずに、縦に4等分に切ってから半分の長さに切る
揚げ油・・・適量
醤油・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ2

作り方

① かぼちゃ、なす、ピーマンをそれぞれ160℃位の揚げ油で揚げる。

② 鍋に醤泊、砂糖を入れ砂糖が溶けるまで火にかける。

③ ②に①の野菜を入れ鍋をあおるように混ぜ、味がよく絡んだらできあがり。

熱中症に気を付けましょう

2020年 7月 1日 水曜日

熱中症とは・・
高温の環境によって生じる身体の適応障害です。
人は汗をかく事で体温を下げる事が出来るのですが、暑い環境に長時間いると汗で身体の熱を出し切れず、身体に熱がたまってしまう為におこる病気です。
〇 子どもは、年齢が低くなるほど症状をうまく伝える事が出来ません。また、熱中症は症状が急に進行する事があるので、経過にも注意しましょう。悪化するようであれば速やかに救急車などで医療機関を受診してください。
〇 登園前にはコップ1~2杯の水もしくは、お茶を飲んでから家を出るようにしましょう。

 

☆予防のポイント☆

3回食の時間と量とコツ

2020年 7月 1日 水曜日

最初のころは1日1回だった離乳食も、しばらくすると1日2回になり、最終段階では、3回食になります。大人と同じ回数の食事をとるようになりますが、赤ちゃんの成長に合わせて、食べさせる時間や量に気をつける必要があります。

離乳食の3回食について、いつから始めたらいいのか、時間や量、進め方のコツ、注意点についてご紹介します。

 

《離乳食の3回食とは?》

 

離乳食中期が終わって後期に入る頃、3回食へと進みます。3回食になると、1日に必要とする栄養素の多くを食事からとれるようになり、栄養バランスが整ってきます。母乳やミルクを飲む回数が少しずつ減り、卒乳へとつながります。ママやパパと一緒に食事をする時間が増えるのも3回食で得られる大きな変化です。

それまでの離乳食は、食べるための練習という意味合いが強いですが、3回食になる頃には、食事は美味しくて楽しいものだと理解し始めます。朝昼晩の3回、食事をすることで、生活リズムも確立していきます。

 

《離乳食の3回食はいつから?》

 

3回食をスタートさせる目安の月齢は、生後9~11か月頃ですが、離乳食の進み方には個人差があるので、赤ちゃんの食べる様子をみて判断しましょう。

3回食に進むかどうか、次の3つの項目をチェックしてみて下さい。

 

3回食に進む目安

① 1回の離乳食で、こども茶碗1杯分くらい食べているか?

② 丸飲みせず、舌で食べ物をつぶせているか?

③ 食べることを楽しんでいるか?

以上の項目がクリアできれば、3回食に進む準備はできています。赤ちゃんの体調の良い日に、3回食をスタートさせましょう。

 

《離乳食の3回食をあげる時間は?》

 

1日のスケジュールは?

午前6時 母乳またはミルク

午前10時 離乳食+母乳またはミルク

午後2時 離乳食+母乳またはミルク

午後6時 離乳食+母乳またはミルク

午後10時 母乳またはミルク

 

母乳やミルクはそれぞれの離乳食の後に飲ませます。離乳食とは別に、母乳の場合は赤ちゃんが欲しがるだけ、ミルクは1日2回ほど飲ませましょう。

離乳食完了期(生後12~18か月頃)になったら、午前7時ころに朝食、正午に昼食、午後6時頃に夕食、といったように、大人とほぼ同じ時間に食べさせ、足りない分はおやつで補給します。

生活リズムを乱さないために、夕食は遅くとも20時までに終わらせて、日によって食事の時間帯が大幅に変わるのは避けましょう。

家族一緒に食べる楽しみを知るのは赤ちゃんにとって良い事ですが、パパの帰りを待って極端に遅くならないように気を付けましょう。

 

《離乳食の3回食の量はどのくらい?》

 

1回の食事量は主食80g~90g+おかず2~3品、総量で子ども茶碗1杯程度が適量です。食べる量には個人差があるので、赤ちゃんの食欲や体調を見て、その都度量を調節しましょう。

赤ちゃんが嫌がる場合、無理に食べさせる必要はありません。

 

《離乳食の3回食の進め方のコツは?》

 

1回食や2回食の時と同じで、赤ちゃんが食べやすい固さ、大きさの離乳食を心がけましょう。離乳食後期の頃は、歯ぐきで潰せる程度の固さが目安です。

手掴みできるスティック状に切った野菜や、トースト、ハンバーグ等、自分で食べたい気持ちを育てる事が大切です。

夕方の3回目の食事は、手掴みで食べる練習タイムにしましょう。無理強いはせずに楽しく食べられる様にしましょう。

 

《簡単手掴みメニュー例》

 

手掴みおにぎり

ごはん:60g、しらす・ほうれん草・かつお節:適量 だし汁:適量

ご飯にだし汁を合わせ、刻んだほうれん草、お湯で塩抜きしたしらす、かつお節を混ぜます。耐熱容器に流し込み上からトントンと空気抜きをして平らにならします。ラップをふんわりかけて600wのレンジで1分30秒~50秒ほど加熱します。粗熱を取って、1口大に切ったらできあがりです。

 

野菜スティック

人参:2/3本、大根:10cm、ブロッコリーの茎:1つ分、水またはだし汁:適量

人参、大根、ブロッコリーの皮を剥いた茎の部分をlcm角、長さ10cmのスティック状にカットします。鍋に水またはだし汁を入れ、人参、大根、ブロッコリーを茄でます。竹串がすっと刺さり、手で握っても崩れないくらいの固さになるまで茄で、ザルにあげたら完成です。

 

じゃがいももち

じゃがいも:2個、片栗粉:30g、塩小さじ:1/2、しょうゆ:小さじ1/2、カッテージチーズ:10g、油:10g

じゃがいもは皮を剥いて茄で、マッシャーでつぶします。片栗粉、塩、醤油を加え、よく混ぜます。手に持ちやすい大きさに分け、中心にカッテージチーズを入れて小判形に丸めます。フライパンに油を熱し、表裏を返しながら弱火でじっくり焼いたら完成です。

 

鶏ミンチふわふわ肉団子(作りおき)

鶏ひき肉:200g、絹ごし豆腐:120g、玉ねぎ:小1/2個、片栗粉:大さじ2、しょうゆ小さじ:1/2

玉葱を細かいみじん切りにします。材料を全てボールに入れ、粘り気がでるまでよく混ぜます。食べやすい団子状にしながら、沸騰したお湯で茹でます。

キッチンペーパの上で水気を切り、ジッパー付き袋などに入れて冷凍保存します。沢山作って、スープやうどんの具にするなど応用できる肉団子です。

 

鱈とひじきのおやき(作りおき)

だし汁:50cc、鱈:90g、ひじき:30g(水で戻したもの)、南瓜:80g、ジャガイモ:大1個、きゃべつ:70g、人参:30g、片栗粉:20g、薄力粉:30g、あおのり:適量

鱈は茄でて皮と骨を取り除きほぐす。南瓜は茄でる。ひじきはもどして茄で、細かく刻んでおく。人参、キャベツは細かく刻んで茄でる。ジャガイモは茄でてつぶす。ボールに南瓜以外の材料を入れよく混ぜ、最後に南瓜を入れて軽く混ぜる。フライパンに生地を食べやすい大きさまとめて落とし、弱火~中火で片面5分以上、きつね色になるまで両面焼く。冷めたら1食分ずつラップに包み、冷凍保存する。後日、食べる時には、様子を見ながらレンジで加熱する。

子どもの口の発達と健康

2020年 7月 1日 水曜日

《健康な口の発達が熱中症対策に》

 

子どもの熱中症の原因を考えず、『水を飲む』や『エアコンの効いた部屋で生活する』といった対症療法のみで対応していると、『熱中症』になる根本的な問題は改善されず、大人になっても『熱中症』のリスクは残り、心不全などの生命を脅かす病気にかかってしまうことが危惧されます。

 

 

1. 熱中症の原因を考えてみましょう

 

『熱中症』の原因はいろいろと考えられますが、多くの方が『気温の上昇』と考えますが、実は気温などの環境要因だけで『熱中症』になるかどうかは決まらないようです。

『熱中症』とは体温が上昇し、脳がオーバーヒートの状態になることなのです。人間には、体温の急上昇を起こさせないための様々な機能が備わっていて、その1つが『汗』です。汗をかくと、気化熱が体表面の皮膚を冷却し、皮膚の下にある血管を冷却し、冷却された血液が体中をいきわたり、脳にも冷却された血液が循環するので体温の急上昇を押さえられます。しかし、能動汗腺といわれる実際に機能する汗腺の発達は、おおむね3歳までに決まってしまいます。汗をかく経験を3歳までの間に多くした子どもは、能動汗腺の数が多く、汗をかくということが自然にできるようになるので『熱中症』になる確率は下がります。

幼児期に汗をかく体験ができるかどうかは、子どもたちで決まるのではありません。外に出て遊ぶのも、エアコンの効いた涼しい部屋で遊ぶのも大人次第なのです。3歳までの子どもが、勝手に外を出歩くことはないのですから。

大量の汗をかいて脱水症状になった場合や、汗腺が十分に機能しているような子どもに対しては水分補給が有効ですが、汗をかけない子どもにいくら水を飲ませたとしても、発汗は期待できません。たとえ24℃の気温であっても熱中症にかかってしまうことは十分に考えられます。将来『熱中症』にならない大人になるため、また『熱中症』から起因する心不全などの様々な病気を予防するためにも、子どもたちには日ごろから汗ばむ体験を「させたいですね。具体的には、2歳と3歳の夏に外で遊ばせることが1番効果的な方法です。普通に遊ぶだけでも十分に汗をかき、能動汗腺が自然に増えていきます。これなら皆さんできそうですね。1日中エアコンの効いた部屋にいるのが、いかに子どもの将来に影響するのかをご理解いただけるなら、さっそく今夏から外遊びを多く取り入れてください。ただし、0から1歳児は体温コントロールがうまくできない場合があるので、無理に外へ連れ出すのは禁物です。また、気温が30℃以上の炎天下で遊ばせるのも、能動汗腺未発達の子どもたちにとっては、逆に『熱中症』を誘発することになってしまいます。午前中の暑すぎない時間帯で、遊ぶようにしてください。

 

 

2. 熱中症予防のキーワードは『鼻呼吸』だった!!


ロをポカンと開けている子どもは『熱中症』になりやすく、口を閉じて鼻で呼吸ができている子どもは熱中症になりにくいのです。
なぜ口呼吸は『熱中症』になりやすく、鼻呼吸は『熱中症』になりにくいのでしょうか。
これは、様々な環境に適応できるように作られた鼻の中の構造に理由があります。鼻の中には鼻腔と呼ばれる空洞があり、鼻で空気を吸い込むと瞬時に空気を適温にして、この空洞で乱気流を生じさせ、脳の前部分(前頭葉付近)や脳下垂体と呼ばれる部分を冷やしながら肺まで空気を送り込んでくれます。人間が高温のサウナでも極寒の環境でも生活できるのは、この鼻腔のおかげなのです。
それではどうすれば自然に鼻呼吸できる子どもに成長できるのでしょうか?

 

 

3. 『前歯がぶり』でお口ぽかんを予防しましょう

 

鼻腔があるところは顔の中央部分ですので、この部分を『中顔面』と呼びます。この中顔面が前後的に正常に成長している子どもなら、自然と鼻呼吸ができるようになります。中顔面の成長のカギを握るのが『舌』と『歯』などの、口の中の組織なのです。母乳を深のみすることで、赤ちゃんは舌をうねるように強い力で上方に動かし、蠕動運動させます。そうして舌の筋肉が鍛えられ、同時に上あごに強い力がかかり『中顔面』に十分な負荷が加わらなかった場合、本来の遺伝子情報とは違う骨格に変貌し、前後的に不十分な『中顔面』の成長をします。『中顔面』の前後的成長にとって正しい哺乳は欠かせませんが、すでに離乳している子どもに母乳を飲ませることはできません。『中顔面』の成長のピークは早く、小学校の低学年までには、ほとんどの成長が終わるようです。そこで離乳期を過ぎた子どもたちにやっていただきたいのが、『前歯がぶり』です。前歯で食べものにかぶりつくことで、『中顔面』が前後的に成長するからです。

東京大学の遠藤萬里先生は著書『人類学百話一』の中で、前歯への負荷が結果的に『中顔面』を前方成長させるということを証明されています。3歳までに機能する汗腺が十分にできず、母乳の深飲みも実践できなかった子どもたちにとって、骨格構造的に『中顔面』を成長させるラストチャンスが『前歯がぶり』なのです。この時、食卓から水やお茶をなくし、軟らかい食事を流し込むような習慣をなくしていけば、噛むことによる上あご『中顔面』への強い負荷が期待できます。こうすることで、より効果的に鼻呼吸環境が整い、『舌』の機能も向上して、一生『熱中症』に困らない大人になっていくでしょう。

 

引用文献 こどもの栄養 医療法人社団南生会生田歯科医院歯科医師藤原康夫

 

 

正しくかむための食生活

 

正しく噛むためのポイント5つ

 

①正しい姿勢を意識すること

最近ではイスとテーブルでの食事が主流になり、子どもも大人と同じ椅子に座るために足がブラブラしてしまっていることが多いようです。これでは噛むのに力が入りません。足をしつかり下につけるために、踏み台を用意しましょう!床に座っている場合は、背筋がしつかり伸びているか?見てあげましょう。

 

②食卓から水やお茶を無くしましょう

水やお茶などをとりながら食べると噛まずに水分で流し込む食べ方をしてしまいます。水やお茶は、食後に飲むようにしましょう。

 

前歯でかぶりつくことが重要です

前歯でかぶりつくことで顎が成長し口の周りの筋肉が発育します。一口で口に入らない大きさの料理をだして、どんどんかぶりつかせましょう。

 

『食材選び』がポイントです!

ただ単に硬いものではなく、噛み応えの良い野菜やお肉などの繊維質を食べましょう。スイカやとうもろこし!のりを巻いた口より大きいおにぎりも前歯でがぶりと食べられる良いメニューです。

 

⑤食べることは運動です

早食いやテレビを見ながらダラダラ食べなどはしていませんか?食事の時間はリズミカルに噛みましょう!

顎の強化におすすめなのは『前歯でガブリ食べ』。中顔面の成長にも身体全体の成長にもつながります。顎が大きくお口の中も広ければ、しつかり呼吸が出来るため良質な睡眠を得られます。十分な睡眠は自立神経の発達も促すのです。

歯でがぶり食べ!良いことたくさんです!