保健だより

感染症情報(5月)

2019年 6月 1日 土曜日

溶連菌感染症 4名

 

※溶連菌感染症は、A群溶血性レンサ球菌によって引き起こされる感染症で、38度以上の発熱とのどの痛みによって発症します。抗菌薬服用24時間以上経て、全身状態が良ければ登園可能ですが、治癒後初回の登園の際には『医師の意見書』が必要となります。

 

伝染性膿痴疹(とびひ) 2名

 

※とびひは、主に高温多湿になる5~6月から夏にかけて皮膚の抵抗力の弱い0~6歳の子どもに多く見られます。虫さされやあせも、かき傷、すり傷、湿疹などに細菌が入り込んで発症します。治療して、患部をきちんと覆っていれば登園は可能ですが、顔や指等覆えない場所にあったり、覆えない程広範囲に及ぶ場合には登園出来ません

 

全国的に風疹の報告者数が増加しており、感染症情報センターでは注意を呼びかけています。妊娠20週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも感染し、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性がある為、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行う事が重要となります。特に、壮年期の男性は抗体値が低い事が多いので、子どもと一緒に予防接種を受けるといいですね

歯科関連行事

2019年 6月 1日 土曜日

《歯科検診》

 

6月12日(水) 9:30~ 全園児対象

9時半開始となりますので、9時までの登園にご協力お願いします。当日は、 しっかり朝食を摂り、キレイに歯を磨いてから登園しましょう。また、歯の事で心配な事や気になる事等がありましたら、事前に担任または看護師までお知らせ下さい。後日別紙にて検診結果をお知らせします。検診で虫歯やかみ合わせの異常等が指摘された場合には、出来るだけ早目に治療しましょう。

 

《歯科指導》

 

6月7日(金) 10:00~ 緑組対象

北区の歯科衛生士さんによる歯磨き指導を行います。緑組には、別添の手紙にて詳細をお知らせしていますので、持参物品を確認の上、ご用意ください。

6月4日~10日は歯と口の健康週間

2019年 6月 1日 土曜日

普段当たり前で気づきにくい歯の存在を、親子で見直すきっかけに出来るといいですね。

毛先の開いてしまった歯ブラシで磨いた時の歯垢の除去率は、新しい歯ブラシを使用した時の約6割程度しかないという研究結果があるそうです。歯ブラシを後ろから見て毛先がはみ出していたら交換のサイン。約lヶ月が目安ですが、それよりも早く開いてしまうようであれば、力の入れ過ぎが原因かも。鉛筆の持ち方で、毛先が広がらない位の力で磨くといいですね。

 

《みがいた後の歯ブラシケア》
(1) 10秒以上水洗い
歯ブラシの毛の根元についた汚れまで、流水できれいに洗い流しましよう。
(2)しっかり乾燥
水を切ってから、風通しの良い場所で歯ブラシを乾燥させましょう。ジメジメ濡れたままでは雑菌が増えてしまいます。
(3)保管は他の歯ブラシと離して
むし歯菌は人から人へうつるもの。家族と同じ場所に歯ブラシを保管している場合は、歯ブラシの毛先同士が触れないように離して保管しましよう。

感染症情報(4月)

2019年 4月 26日 金曜日

感染性胃腸炎 3名

 

溶連菌感染症 6名

 

※溶連菌感染症は、38度以上の発熱とのどの痛みによって発症します。抗菌薬服用後24時間以上経過し、元気になったら登園が可能となります。

 

水痘(水ぼうそう 3名

 

※水痘(水ぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染した時に、全身に特徴的な発疹が出る急性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、予防接種でしか感染を防ぐ事は出来ません。しかし、1回の接種では、接種後に水痘に罹患する割合が6~12%に及ぶ為、必ず2回接種する必要があります。1歳になったら、忘れずに受けるようにしましょう。

 

GW中に水痘(水ぼうそう)や感染性胃腸炎等にかかった場合も『医師の意見書』が必要となります。『医師の意見書』は、北区の公式ホームページからもダウンロードが可能です。(トップページの右上の『サイト内検索』に『医師の意見書』と入力するとPDF方式で表示されます。)帰省中や旅行中でお手元にない場合等の際にご利用下さい。

蚊の季節が始まります

2019年 4月 26日 金曜日

蚊に刺されるとなんで痒い??

 

蚊に刺された時の痒みは、吸血の際に蚊の唾液に抗凝血作用物質(血が凝固する事を防止する為の物質)が含まれており、この唾液によってアレルギー反応を起こす為です。掻くとその唾液が広がり、痒い範囲が広がってしまいます。大人はすぐに症状が出て、数時間で軽快する事が多いですが、子どもは1~2日後に症状が出て、なかなか治らないケースも。痒みが長引き、掻き壊してしまうと、とびひの原因になる事もあります。

 

子どもは蚊に刺されやすい??

 

蚊は、体温や身体が発する二酸化炭素を感知して人に近付き、血を吸います。

体温が高く、活発な子どもは二酸化炭素を多く出すので、その分蚊に刺されやすいのです。

 

蚊に刺されたら・・・

 

すぐに冷たい濡れタオルや保冷剤で冷やすと、痒みが和らぎます。刺された部分が大きく腫れてしまうお子さんもいます。掻き壊すと細菌に感染してとびひになってしまう事もあるので、虫刺され用の薬を塗るなど、刺された後のケアはしっかりしてあげるといいですね。軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬でもよいですが、赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬が必要です。症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド薬が必要になるので、皮膚科を受診するといいですね

 

蚊に刺されない為に・・・

 

・長袖。長ズボンを着用し、出来るだけ肌を露出しないようにしましょう。

・少しだけ露出する部分(足首等)にも、忘れずに虫除けスプレーをしましょう。

・携帯用の虫除け用品も上手に併用しましょう。

・汗をかいていると蚊が寄ってくるので、小まめに拭きましょう。