保健だより

感染症情報(11月)

2018年 12月 1日 土曜日

インフルエンザ 14名

伝染性紅斑(りんご病) 8名

マイコプラズマ感染症 1名

 

☆今シーズンはインフルエンザの流行が早く、11月中旬より始まり、全てA型となっています。例年であれば、1月下旬~2月上旬頃に流行のピークを迎える為、今後の流行状況に注意すると共に、発熱などの症状が見られる場合は、早目の休養・受診をお願いします。

 

☆伝染性紅斑(りんご病)が流行しており、現在都内には流行警報が出されている状況です。名前の由来ともなっている両頬の発赤が主な症状ですが、この症状が現れた時には、既に感染力はなく、症状の出る前に最も感染力が強くなる為、気付かないうちに感染が拡大していきます。特に、妊婦が感染すると胎児に感染し、胎児水腫をきたす恐れがある為、注意が必要です。

 

これから感染性胃腸炎の流行のピークを迎えます。帰宅時や食事前、トイレの後は石鹸でしっかり手を洗いましょう。また、食欲がない、なんとなく元気がないといった体調の変化がある場合は、登園時に必ず職員にお伝え下さい。

 

☆吐く息が白く見える程寒くなってきましたが、子どもたちは寒さに負けず、活発に動き回り、元気に遊んでいます。じっとしていると、とても寒く感じるのですが、身体を動かして遊ぶ子どもたちは汗ビッショリになっている事も…。汗をかいたままにしていると、急に身体が冷えて、風邪の原因にもなります。寒い時期ですが、厚着を避け、室温に合わせて衣類を脱ぎ着すると共に、汗をかいたらこまめに身体を拭いたり、着替えさせたりするなど、汗の始末もしっかりしましょう。

風疹が流行しています

2018年 12月 1日 土曜日

首都圏で風疹の報告が増加中です。

風疹は、風疹ウイルスを原因とし、発熱や発疹、リンパ節の腫れを主症状とする感染症です。風疹は、合併症を伴う事も少なく、数日で治癒する事が殆どですが、妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、胎児が先天性風疹症候群にかかり、心臓や眼、耳などに永久障害を残すような重篤な合併症を発症する危険があります。

 

今回の流行の中心は、風疹の抗体価の低い人が多い30~40歳代の男性となっています。風疹は、咳やくしやみといった飛沫により感染が広がる為、職場で感染が広がる事例が多いようです。この世代は子どもや妊婦との接触が最も多い世代でもあります。将来悲しい思いのする事のないよう、抗体検査を受けたり、子どもと一緒に予防接種を受けたりするといいですね。

 

また、体調がすぐれない場合は、必ず保育園にもご連絡をいただきますようご協力をお願い致します。

年末年始に向けて

2018年 12月 1日 土曜日

☆かかりつけ医療機関の年末年始の診療時間を事前に確認しておきましょう。また、帰省先や旅行先の診療機関や当番医体制についても調べておくと安心ですね。

 

年末年始(12月29日~1月3日)

午前10時~午後9時半までは、北区休日診療所(王子2-16-11/03-5390-3011)

午後8時~午後11時までは、東京北医療センター(赤羽台ケ17-56/03-5963-3311)

で診療を行っています。受診する際は、事前に電話連絡を入れるようにしましょう。

 

休日・夜間診療(小児科、内科、眼科、歯科、耳鼻咽喉科)については、

24時間医療機関案内ひまわりテレホンサービス(03-5272-0303)

へお問い合わせ下さい。

 

休日。夜間の急病の際は、

小児救急医療電話相談:#8000(全国共通/携帯からの通話可)

もご利用下さい。最寄りの都道府県の相談窓口に転送され、小児科医や看護師から症状に応じた対処方法のアドバイスが受けられます。

 

☆体暇中にインフルエンザや感染性胃腸炎等にかかった場合も『医師の意見書』が必要となります。

『医師の意見書』は、北区の公式ホームページからもダウンロードが可能です。(トップページの右上の『サイト内検索』に『医師の意見書』と入力するとPDF方式で表示されます。)帰省中や旅行中でお手元にない場合等の際にご利用下さい。

感染症情報(10月)

2018年 11月 1日 木曜日

手足口病 2名

伝染性紅斑(りんご病) 8名

RSウイルス感染症 2名

溶連菌感染症 1名

クループ症候群(急性声門下喉頭炎) 2名

 

※園でも報告がありましたが、都内では伝染性紅斑(りんご病)の報告数が多い状況が続いています。伝染性紅斑(りんご病)は、風邪症状の1週間程度後に頬や四肢に発赤が現れる子どもに多い病気です。この病気は、妊娠中の方が罹患すると胎児に重篤な影響を及ぼす可能性がある為、注意が必要です

 

※インフルエンザワクチンは、人によって違いはありますが、効果が現れるまで約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間続くと言われています。インフルエンザフクチンは感染を防ぐものではなく、重症化を予防する為のものです。家庭内で蔓延させない為にも家族全員で12月上旬までに予防接種を受けましょう。

 

※細菌検査及び健康診断へのご協力ありがとうございました。結果は、健康カードにてお知らせしていますので、ご確認をお願い致します。また、乳児医療証の有効期限が9月末で切れていますので、新しい乳児医療証のコピーの提出がお済みでない方は、早目に提出をお願い致します。

インフルエンザワクチンQ&A

2018年 11月 1日 木曜日

寒暖差が大きくなるとそれに適応する為のエネルギーが余分に必要になり、疲れもたまりやすくなります。

薄着をベースに、上着で防寒をすると共にお鍋や具だくさんのスープ等温かい食べ物を食べたり、ゆっくり温かいお風呂に浸かったりと身体を中からも温め、本格的な冬に備えましょう。

 

Q 予防接種をすれば、絶対発症しない?

× インフルエンザにかかる可能性を下げたり、発症しても症状を軽くする為のものです。感染の可能性がゼロになるわけではありません。他の病気の予防の為にも手洗いなどはしっかりと。

 

Q 去年受けたから今年はうたなくても大丈夫?

× ワクチンの効果は約5ヶ月。また、流行するインフルエンザウイルスの種類は毎年違う為、それに合わせてワクチンの内容も毎年変わっています。

 

Q うつのは流行り始めてからでも大丈夫?

× ワクチンをうって、効果が出始めるまでには約1~2週間かかります。毎年12~3月頃に流行するので、1回目は遅くとも11月末頃までに受けられるといいですね。

 

Q 妊娠中でも受けられる?

 妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けると胎盤を通して赤ちゃんにも予防効果が得られます。ちなみに、子どもは生後6ヶ月より接種が可能です。